グレタ・トゥーンベリ

SaveEnergy

2019年9月23日、ニューヨークで行われた国連の気候行動サミットでのスピーチ、特筆は、16歳のスウェーデン人少女グレタ・トゥーンベリさんの怒りだった。
「人々は苦しんでいます。人々は死んでいます。生態系は崩壊しつつあります。私たちは、大量絶滅の始まりにいるのです。」
地球温暖化は、もはや、そこにあり、数年後というレベルで災害化するであろう現実は、今の若者たちがそのまま害を被るであろうとの予測は、省エネエンジニアである私もそうかもしれないと感じる。
彼女のスピーチで、特に私の心に響いたところは、皆さんとは少し違う部分だったかもしれない。
その後の言葉、「なのに、あなた方が話すことは、お金のことや、永遠に続く経済成長というおとぎ話ばかり。よく、そんなことが言えますね。」だった。
ビジネスとして、省エネルギーを唱える私も、企業相手では、採算を度外視しては俎上にも上らない現実がある。これを乗り越えられない私も非難の対象者だろう、と自省する。
成長とはなんだろう?自分の周りを見回して、数十年前から統計上は上昇しているが、何が変わったのか?成長を経て、社会が成熟?文化度が上がった?人間の幸福度は?、しかし、自然環境は確実に悪くなった。これらは熟年者にしかわからないことだ。
こう、認識できても、明日から姿勢の転換を実践できるのであろうか?

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