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省エネ_トイレ_排気_制御_計測_Arduino_TGS2450/2602_MiCS5524_赤外線

千葉の某ホール、公共性が高く、早朝から利用があり、トイレの排気は24時間ONの状態、しかし、真夜中までONの必要はないとの考えから、トイレ排気ファンの省エネ対策の依頼を受けた。

具体策は、排気ファンを不必要なときには停止させ電力消費を抑えること。

トイレ臭の感受性は人それぞれ、クレームを避けることはなかなか難しいが、何とか、省エネ対策を施したい。

トイレ臭の主要素は、アンモニア、メチルメルカプタン、硫化水素。

尿中、尿石中の尿素が黄色ブドウ球菌により分解されてアンモニアの発生、というメカニズム。

とりあえず、臭気の状況を計測することに。

トイレ臭を的確に捉える計測器はなさそうなので、数種類のセンサを試したい。また、不明確な部分にコストもかけられないので、モジュールレベルのセンサを用いて計測器を自作することとした。

Arduinoにプログラムを組み込み、計測、記録の自力式を製作する。

昔、かって、研究所生活のときにも、このような作業をしたかったけれど、当時は、全てが高価で、失敗を伴う可能性が排除できないので、専門企業に外注して対処したけれど...

今は、プログラム能力さえあれば、安価に簡単に製作できる。真のIoT時代が到来している模様。

ただ、気がかりなのは、製品、部品、情報の多くが日本発ではなく中国発である点だ。

(昔も、情報はほとんどがアメリカ発だったけど)

さて、製作1号機は、センサに硫黄化合物を検知するTGS2450(フィガロ技研)を用いたもの。

データを記録するために、microSDカードスロットを付け、正確な計測記録日時を測るためRTC(RealTimeClock)を装備、主処理は小型のArduinoUnoによる。配線は、基板植え付けではなく、簡易に変更できるブレッドボードを利用した。

においを含む空気を速やかに取り込むためファン、安全性を考慮してヒューズも装備。

製作2号機は、センサに空気汚染ガスを検知するTGS2602(フィガロ技研)を用いたもの。

同様に、データを記録するために、microSDカードスロットを付け、正確な計測記録日時を測るためRTC(RealTimeClock)を装備、主処理は小型のArduinoUnoによる。配線は、基板植え付けではなく、簡易に変更できるブレッドボードを利用した。

においを含む空気を速やかに取り込むためファン、そして、ヒューズも装備。また、運転表示ランプも追加した。

製作3号機は、センサにCO、NO2、H2、NH3、CH4などを検知するMiCS5524(スイッチサイエンス)を用いたもの。

同様に、データを記録するために、microSDカードスロットを付け、正確な計測記録日時を測るためRTC(RealTimeClock)を装備、主処理は小型のArduinoUnoによる。配線は、基板植え付けではなく、簡易に変更できるブレッドボードを利用した。

においを含む空気を速やかに取り込むためファン、そして、ヒューズも装備。また、運転表示ランプも追加した。

さらに、もう一つのアプローチとして、トイレの利用状態で判定が可能との考えから、人検知のため赤外線センサを利用したユニットを作る。

製作4号機は、センサに焦電型赤外線センサ(秋月電子)を用いたもの。

同様に、データを記録するために、microSDカードスロットを付け、正確な計測記録日時を測るためRTC(RealTimeClock)を装備、主処理は小型のArduinoUnoによる。配線は、基板植え付けではなく、簡易に変更できるブレッドボードを利用した。

ファンは不要で、ヒューズは装備。また、運転表示ランプも追加した。

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