空気調和

空調エンジニア、そのとき(8)

 これは、21世紀に入る6~7年先を想定して書いた。その頃の世相、技術はここに書いたものよりさらに先を行っているかもしれない。いや、きっとそうだろう。しかし、現在の日本空調株式会社の姿から、記述のような姿になるには、明日から始めて...
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空調エンジニア、そのとき(7)

 「ところで、・・・」と、斉藤君は話を続けた。「明日、モデア・クラブのボランティア部の大里氏と服部氏が息子さん達とトラックで見えて、廃材の中から再利用可能な物を持ち帰る予定になっています。それで、私も明日は出勤することにしています...
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空調エンジニア、そのとき(6)

 建設業界の構図はこの5年で様変わりした。政界官界を巻き込んだ建設汚職への反省と建設自由化の圧力を受け、これまでの利欲を絡めた日本的受注活動が忌避されるようになり、官民を問わず、受注機会、受注競争のオープン化が進んだ。また、規制緩...
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空調エンジニア、そのとき(5)

 人の生きていく上で、突発的に起こる個人的出来事。この時、容易に休暇がとれない現場担当者にとって、苦渋に満ちた選択を強いられることがある。 しかし、現在の施工部員は、かつてほど、精神的にも肉体的にも負担を受けなくなった。そのひとつ...
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空調エンジニア、そのとき(4)

 約1時間のパワーランチが終わった。加藤氏と再会を約束して、晴海の現場に向かうため別れる。東京ホテルを出て銀座方面に向かう。途中、広場のベンチに腰掛けて、家に電話をかける。つい数年前までは、会社に電話を入れていたのだが、今では自宅...
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空調エンジニア、そのとき(3)

 資材センター加工作業所の4番ラインの担当は製作課ダクト係の大野君で、英和産業株式会社が入っている。埼玉自然史博物館のエントランス部のダクトが、このラインの今日一番目の作業物件である。本物件では既に60%のダクト吊込みを終えている...
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空調エンジニア、そのとき(2)

 施工技術センターは、徒歩2~3分離れた東京本店施工センターと共に3年前に設置され、資料センター、開発センター、研修センターの3つのサブ・センターで構成されており、周囲には、首都圏在所の全ての現場から車で集合することが可能なように、100...
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空調エンジニア、そのとき(1)

「 朝これを・・とはいえ、まださほど・・・」  一面の海を列車で渡るとベニスの駅に着いた。駅舎を出ると、すぐ運河に出て、この町の主要な交通機関であるボートやランチが客を引き入れている。下の子が大学に入学し、完全に子離れしたの...
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コロナ禍:エアロゾル感染への対応

各地で最大感染者数を記録して、コロナ禍第三派を呈してきました。建物の換気設備を話題としましょう。家庭用の一般換気扇(羽根が見えるタイプ)の排気能力は25cm径で900m3/h程度で、天井高3mHとして、100m2の部屋では、3回/1時間当...
General

2020年コロナ禍の猛暑

マスクと今、関連する話題を。台風が通過したので、熱暑はもう35℃を越える日は無くなるかも。あと少しの時限付の話題となりますが、内と外を行き来する営業人は(一昔前は営業マンと呼べたのですが)、この暑さに対するノウハウを持ちましょう。熱中症対...